滋賀県ひまわり薬局

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デング熱

今回は有名な通訳の方の事件で話題になっている「ギャンブル依存症」について、お話しさせていただきます。

「アルコール依存症」、「薬物依存症」、「買い物依存症」、「ギャンブル依存症」など耳にしますが依存症とは特定の何かに心を奪われ、「やめたくても、やめられない(コントロールできない慢性・進行性のとらわれや、のめり込み)状態」になる事です。
専門家の間では「脳の病気」ともいわれています。

その理由としては・・

ギャンブルで味わうスリルや興奮という行動で、脳内のドパミンという快楽物質が分泌されます。
それが脳内に放出され中枢神経が興奮し、快感・喜びにつながります。この感覚を脳が報酬(ごほうび)と認識すると、その報酬(ごほうび)を求める回路が脳内にできあがる、それを繰り返すとほどほどにできなくなり自分の意志でコントロールする事が非常に困難になってきます。

意志の弱さや性格の問題ではなく脳の病気なのです。そのため特別な人だけがなるのではなく、条件さえそろえば誰でも依存症になる可能性はあるのです。

依存症になると生活の優先順位が変わり睡眠や食事がおろそかになり本人の健康を害したり、嘘をついて家族との関係を悪化させる、仕事や学校を休む・続かない、隠れて借金をしたり、お金を工面するために手段を選ばなくなる・・など、周りも巻き込んでいきます。

回復は可能

様々な助けを借りながら止める事を続けることで、ギャンブルなどに頼らない生き方をしていくことは可能です。本人は依存症だと気づくことはできません。ですから叱責や処罰をしても、やめたと言ったり、もうやらないと言ったり状況は悪化する事が多くなります。

まずは「依存症は病気だ」という事を本人も周りも理解し、高血圧や糖尿病を治していくのと同じように治療をしていくことが大切です。

本人や身内で抱え込まず、専門の行政機関に相談しましょう。



デング熱

ギャンブル依存症全般に関する相談機関

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